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私たちエリアB“feel”は現在、広島国泰寺高校、安古市高校、吉田高校、三次高校の4校の生徒24人を中心にNPO・大学生・社会人メンター・各学校の教員等を含め約50人で活動しています。

 

 

 

 

私たち“feel”の特徴は、それぞれの学校が広島県のさまざまな地域に位置しているということです。この特徴のおかげで私たちは“feel”独自の視点を持つことができました。私たちの学校が位置する地域は、都市部と山間部の2つの地域に分けられます。そのため広島の課題について話し合った時も、この2つの地域で重要視する課題は全く異なっていました。都市部にある高校、広島国泰寺高校と安古市高校の生徒にとっての広島の課題は、少子高齢化、待機児童問題など主として子供に関するもの、一方で、山間部にある高校、吉田高校と三次高校の生徒にとっての広島の課題は、過疎化など地域の衰退に関わるものでした。  方向性の違う2つの地域課題をともに解決する方法を模索するうちに、私たちはこれらの課題はいずれも、現代の「若者の実体験の減少」、「自分に自信が持てない若者の増加」という問題につながっているのではないかと考えました。そこで、2つの地域課題をともに解決するために、私たち“feel”は「次世代のイノベータ―育成」という目標を掲げることにしました。 どの地域に暮らしていても次の世代を担っていくのは私たち若者です。自分自身の経験を通して自信を持てるようにすること、そこから地方創生を始めとする社会のさまざまな問題に関わり解決していこうとする若者の姿勢を育むことで、その若者たちが将来社会に貢献しよりよい未来に導いてくれるだろうという想いを込められています。

 

そして、「次世代のイノベータ―育成」という目標を達成するための一つのアクションとして、私たちは昨年2016年の11月6日(日)に安芸高田市にある広島県立吉田高校において、「田舎」と「都会」をつなぐフェス「トナカイフェス」を開催しました。 この企画は、高校生が中心となってこのフェスを運営することで、地域課題の解決に向けて主体的に活動する新たなイノベーターの育成を目指すものです。また、同時に、「田舎」と「都会」をつなぐことで、都市部と山間部が交流し、2つの地域にはそれぞれの課題があること、そこで起こっている問題やそこで暮らす人々の考え方の違いを感じ取り、お互いの魅力に気づく機会を生み出そうとするものです。都会(とかい)と田舎(いなか)が仲良い(なかいい)」これを略したものがこのフェスの名前「トナカイフェス」の由来です。 「トナカイフェス」の内容は、文化の地産地消をテーマに吉田高校神楽部による神楽の上演や、広島の特産品を使用した、パン茶ケーキ、ホットリンゴジュース、カレーの販売、来場者の皆様にフェスの記念品づくりをしながら会話を楽しんでいただく製作体験コーナー、そして、吉田高校農業クラブによる野菜販売というもので、高校生の力で魅力あふれたものとなりました。 「トナカイフェス」は盛況のうちに幕を下ろすことができました。

 

 

 

 

 

 

 

これからも「次世代のイノベータ―育成」という目標を達成するために活動に励んでいきます。応援よろしくお願いします。

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